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M字ハゲ予備軍、AGAクリニックに行く
【AGA治療をはじめたきっかけ】
6年前、30歳になったばかりのある日、髪を洗った後に髭を剃ろうと鏡をみて戦慄。前々から額が広くなっていっているような気はしていましたが、M字の両端がびっくりするほど後退していたのです。翌日、すぐさまドラッグストアに駆け込み、スカルプシャンプーや育毛剤を買ってケアしてみたものの、思うような効果は得られない。
金に余裕があるわけではないため手を出さなかったAGA治療ですが、このままではハゲ待ったなしと思った私は、最後の望みをかけ、治療を決意します。
【初回のカウンセリング】
東京都千代田区丸の内のビルの10階にあるDクリニック東京(通い始めた当時は、メンズヘルスクリニック東京という名称でした)に予約を入れ、土曜の昼に向かいました。一見オフィスビルのように見え、受付の方もいる立派なビルですが、特に手続きなくエレベーターで10階へ。そして、Dクリニック東京受付へ。
話の流れとしては、以下のような形でした。
・まずはカウンセリングを行って、治療の概要を伺い、治療を開始するかどうかを決める
・治療を行う場合、次回の予約をとって、その日は帰宅
・次回予約から、本格的に治療開始
カウンセリングで説明された概要は、以下の通りです。
・治療には「アドバンスト発毛治療」と「単剤処方治療」があること
・「アドバンスト発毛治療」とは、積極的に発毛を促す治療であり、費用がかかること
・「単剤処方治療」は現状維持が目的で、改善は望めない代わりに、「アドバンスト発毛治療」に比べて安いこと
・保険適用外であること
・効果が現れるまでに通常半年、早くても3カ月はかかるので、少なくとも半年は治療を継続してほしいこと(強制ではないが)
・飲み薬を処方されるが、副作用が起きる可能性もあるため、治療開始直後は1ヵ月分単位でしか薬を出せないこと
・薬剤投与で問題が起きていないか調べるために、定期的に血液検査を行うこと
(健康診断のデータがあればそれでも良いが、直近半年以内のデータがなければ、院内で採血する)
・薬は寝る前に飲むこと
・飲酒をした日は薬を飲まないこと
・飲酒した場合は、翌朝薬を飲むこと
・副作用は発疹や下痢などが起きうるが、その他、体毛が濃くなることもあること
どういった治療を行っていくかだけでなく、頭皮の汚れをちゃんと落とし髪を傷めない(抜けない)洗い方も教えていただきました。そのような丁寧な説明を受け、治療を開始することに(アドバンスト発毛治療を選択)。カウンセリングが終わると、診察券を発行してもらい、初回の予約をとり、その日は帰宅しました。
【治療開始】
実際に治療が始まる日。受付に行き、診察券を渡して本人確認すると、番号が書かれたカードを渡されます。
個人情報保護のために名前では呼ばず、スタッフの方は「〇〇番の方」と呼んで我々を案内するためです。
クリニックでは、以下の流れで進んでいきます
①専用ルーム(個室)でスタッフの方による写真撮影等
・その時点の髪(生え際と頭頂部)の写真を撮る
※治療開始当時と比べてどう変わったかを、後で比較するためです
・血圧を測る
※スタッフの方は医療従事者でない場合がほとんどなので、血圧測定の機械のスイッチは自分で押します
・クリニックで販売している商品(スカルプシャンプーやサプリメント)を購入するか聞かれます
※半年ごとの血液検査がある場合は、別室に移動し、看護師の採血を受けます
②診察室(個室)で医師による診察
・頭皮まで見える機械を使って写真を撮り、より細かく状態を見てくれます
・個室に医師がおり、体調や髪の具合、気になっていることがないか等質問されます
※担当医師は固定ではなく、毎回変わります
・前回血液検査をしていた場合は、検査結果の用紙を渡され、説明を受けます
・最後に、処方される薬(毎回同じです)の説明を受け、サインします
③処方・会計
・薬の内容や量、(名前が書かれているのですが)自分の名前に間違いがないことを確認されます
・間違いがなければ、代金を支払います
※現金またはクレジットカード一括払いです。1ヵ月分の薬で2万5千円~3万円(+税)です。
・次回の予約を取ります
※後から電話で予約することも可能です
※2023年6月1日現在はLINEで予約も可能です
【処方された薬】
・内服薬3種類
ZB:亜鉛類
MH:? ←忘れてしまいました
FC:フィナステリド
・外用薬
ミノキシジル(液体の塗り薬)
【クリニック通院を6年続けた感想】
よい点
・M字ハゲは以前より目立たなくなったので、効果は感じている
・以前は頭をゴシゴシ洗うとプチっと髪が抜けたが、現在は抜け毛が減った
・クリニック内のスタッフの方の対応が親切
・受付から30分程度で終わり、あまり待たされることがない
・ウォーターサーバーがあり、飲み物を持っていないときでも水分補給できる
・コロナ以降は電話診療も可能になり、電話で診察(会話)し、薬を郵送してもらえる
・治療を続けて安定すると、薬を毎日飲まなくてもよくなり、1日おきや2日おきの服用で問題ない
・予約が電話でなくてもできるので、時間を気にしなくて良い
悪い点
・保険適応外なので、やはり薬は高いと感じる
・薬の名称は口頭説明のみで、明細に詳細(フルネーム)が書かれておらず、ZBやMHと書かれているため分かりにくい
前述の処方された薬の説明でも、過去提供された明細等を見ても載っておらず、記憶を頼りに書いたためMHの正式名称を書けなかった
【結論】
出費に目をつぶれば、おおむね治療には満足しています。
68 人の方が役に立ったと言っています。